太陽光だけじゃない!進化する自然エネルギー事情

今、なぜ自然エネルギーなのか

私たちはここ何十年も化石燃料や原子の力で作った電気を使ってきました。これにどっぷり浸かってしまったからでしょうか、昼も夜も電気を使うのが当たり前になってしまっていました。

 

赤や黄色のネオンサインもコンビニの煌々とした灯も、野球場のカクテル光線など全ての灯にも何の感慨もなく、ごく自然に受け入れていたのです。こんな矢先、東日本大震災が起こってしまいました。

 

そして、あおりをまともに受け予期せぬことが起ったのです。福島原発の爆発事故です。これまで安全とされてきた、原発神話が脆くも崩れてしまったのです。放射能は拡散し多くの人や町や村も海も汚してしまいました。

 

そればかりか、電力供給源の低下という問題が浮上したのです。その対策として計画停電や節電が打ち出されたのですが、現在は辛うじて電力の供給は足りているようです。

 

しかし、元の火力発電などへシフトしたため、燃料費の関係から今度は電気量の値上げという新たな問題が持ち上がってきました。これまで効率性ばかりを重視していたツケが回ってきたのかもしれません。

 

それでも人命を考えると安全性の確立は急務です。そして同時に環境に優しくなければいけません。安全だからといって二酸化炭素をジャンジャン出すようでは問題です。その上で効率性がよければいうことはありません。

 

これらを一気に解決する魔法の手はありませんが、何とか近づける方法ならあります。その方法とは自然エネルギーを使った発電という訳です。太陽光発電、風力発電、水力発電、バイオマス発電、揚水発電。

 

海流発電など自然エネルギーを使った発電は目白押しです。それぞれ一長一短があるのでこれがベストだといえませんが、各地域の自治体や企業、家庭においてどの発電が相応しいのか検討を重ねながら受け入れて欲しいものです。

 

国においても補助金制度を設けたり、余剰電力買取制度をプレミアとして付加したりして、自然エネルギーを促進しています。それに便乗するのもまた賢い選択ではないでしょうか。

目を向けるべきは自然エネルギーの王者、水力発電か!?

水力発電とは水が落下するときのエネルギーで、発電用水車を回転させて、発電するシステムのことを言います。と、説明もたった一行で済みましたが、実にシンプルな仕組みになっているのです。

 

しかし、太陽光発電や風力発電と比較して、単位出力当たりのコストが非常に安いというのが最大の特長です。また、発電機出力も安定性が高く、再生可能エネルギーの中では群を抜いています。

 

更にいえば世界全体で、水力発電の潜在能力がなんと17兆KWもあるといわれています。これは現在の世界全体の消費電力が12兆KWというから、恐ろしいほど魅力的な数字といえます。

 

水力発電は二酸化炭素を発生しないクリーンな面があることを合わせると、そのメリットは計り知れないものがあり、世界はもっと、いや日本も当然、水力発電に注目してもいいのではないでしょうか。

 

水力発電はどの発電よりも先がけて実用化されたという歴史があります。水の力で水車発電機を回すという発想はかなり古い時代からあったのです。ところが産業が発展し、電力需要がのびてくると、水力発電だけで賄いきれず、火力発電が台頭してきました。

 

しかし、それも燃料費の問題などから原子力発電へと移っていったのです。こんな矢先、大震災が起こり、福島の原発は大変な被害を受けました。たくさんの放射線が放出され、大きな問題となったのは記憶に新しいところです。

 

これではもうかつての供給量を維持することは困難といわざるを得ません。原発が使えないとあれば火力発電や水力発電の再活用は避けられません。災い転じて福となすで、これからは安全安心且つクリーンな自然エネルギーへの転換を図るべきだと思うのです。